美容師が理想の就職(転職)先に出会うために

こんにちは。髪job事務局です。

今すでに美容師として働いている方や、夢を叶えてこれから美容師として働く皆さんへ。

ウィズコロナでニューノーマルな時代を生きぬかなきゃいけなくなった私たち。(それっぽくカタカナ語多用してみました)
「これからどう働いていくべきか」「自分の理想のライフプランは?」など、人生設計を見直し始めた人も多いのではないでしょうか。そんな皆さんへ少しでも参考になればと、今回は美容師の就職(転職)について改めて真剣に考えてみました!

美容師とはどんな職種か

髪を切る手元

美容師の就職(転職)について考える前に、美容師という職種についておさらい。

国家資格である美容師は、まさに手に職の仕事、技術職。やろうと思えばずっと働き続けられる仕事です。しかも今は【コンビニの数より美容室の数の方が多い】とさえ言われている時代。そんなに美容室があったら職場も選び放題!かなり恵まれた職種のように見えますね。

それなのに【1年も持たずに美容師を辞めてしまう新卒生】がいたり、【転職を繰り返す美容師】が多いのはなぜなのでしょう?(転職が悪いことではないですが、早期転職を繰り返すと「この人は何か問題があるのかな?」と思われやすくなり、転職先探しが大変になることが多いです)

体力的に厳しかったり、身体の問題(手荒れや腰痛)、家庭の都合などでどうしても美容師を諦める場合もあると思います。でも《就職(転職)先選びを安易に決めた》という理由の早期転職が実はかなり多いんです!美容師は就職(転職)先が選び放題だからこそ、ちゃんと自分に合ったサロンを見極めること、事前の下調べや準備がかなり重要なんです!!

「なんかカッコいいサロンだったから」とかで決めないでー!

そこで、美容師が理想の就職(転職)先に出会うためのポイントを4つにまとめてみました。
次からようやく本題を説明していきます(笑)

 

1.自分を見つめ直す(自己分析)

まずは自己分析。美容師に限らず就活では必ず聞く言葉ですね。
大切だとわかっていても、私はめちゃくちゃ苦手です・・・。

さて、ひとことで自己分析と言っても、美容師がすべき自己分析には2種類あります。

1)現在の自分を見つめ直す(アピールポイント探し)

履歴書や面接で自分をアピールするために
【自分には何ができるのか】【どんな性格で何が強み(弱み)なのか】
を見つめ直してみる。

求職者が理想の就職先を探しているのと同じで、「この人はどんなタイプなのか?うちのサロンにあっているのか?」と、採用側だって求職者が自分のサロンに合う人なのか、事前に多くのことを知っておきたいと思っています。

もし理想のサロンに出会えたとしても、採用してもらえなかったら意味がありません。まずは自分で自分のことを理解し、しっかり表現できるようにしておくことが大切です。

 

2)将来の自分を見つめる(理想の美容師像を描く)

自分のことを見つめ直してみると、なりたい美容師像、理想の美容師像も同時に見えてくるのではないでしょうか?

例えば、

・負けず嫌いで頑張り屋→有名店や大型店で売れっ子美容師を目指す
・マメな性格→SNSやブログ発信で自分の(もしくは勤めている美容室の)知名度を上げる
・大人数の前が苦手→地域密着型の小規模サロンで長く来てくれる固定客をつくる
・ひとりの時間は譲れない→勤務時間や休日などの待遇重視で働く

などなど。

夢や憧れ、理想としている人と同じ道を目指すのはもちろん大切です。
でも、自分の性格に合った美容師像を一度でも把握しておけば「自分らしく働くためには何が重要なのか」がわかり、自分にとって《妥協できる点・できない点》をしっかり理解することができます。

給料や知名度重視!たくさん経験を積んで、お金を稼いで有名になりたい?
それとも自分のペースでスキルアップして、地元の人たちに長く愛される美容師になりたい?

理想の美容師像の方向性が見えてくれば、おのずと自分が探すべきサロンのタイプも見えてきます。

自己分析はなかなかに大変な作業ですが、ここをおろそかにしないようじっくり丁寧に時間をかけてみてください。

ちなみに自分だけで自己分析をしていると行き詰まることがあります。あとは気が滅入ったりします(笑)
そんな時は家族、友人、元職場の同僚などに話を聞いてみると良いです。そうすると、より客観的で的確な自己分析をすることができますよ!

 

2.就職(転職)先サロンの探し方

キーボードを打つ手

自分が探すべきサロンの方向性が決まったら、いよいよ理想のサロン探しです。ここで候補を絞っておきましょう!

○求人サイト・転職サイトで探す

具体的なサロンをまだ見つけていない方は、求人・転職サイトで探すのが一番簡単です。サイトはたくさんあるので自分が使いやすい求人サイトを見つけて、そこから探すと良いと思います。

ぜひ、美容師求人サイト髮jobカミジョブもよろしくお願いします!(宣伝)

○先輩や友人・知人の口コミ

なんとなく候補が決まっている人は、《口コミ》チェックができるとさらに良いです。

知り合いの口コミや具体的な情報は安心できますよね。実際に働いている人から話を聞ければなお良しです。
ただ、ここで注意すべきポイントがひとつ。それは、「話を聞いた相手の偏見が入っていないか見極める」こと。
例えば、「ちょっと変わったスタッフがいて〜」とかいう情報は自分が実際にその人会ってみないとわかりません。クセが強い人って、気が合うとめちゃくちゃ仲良くなれたりしますしね!
口コミは、給与や学習環境、勤務(帰宅)時間など、具体的な待遇を知るにはもってこいです。

○SNSチェック

気になるサロンがすでに決まっていても、残念ながら採用活動をしていない場合があります。そんな時にSNSチェックは欠かせません!SNSだけでしれっと求人募集しているサロンもありますからね。

最新情報を入手できるSNS。気になるサロンがある場合には絶対にフォローしておきましょう!!

 

3.候補サロンの徹底分析

美容室で髪を巻いてもらっている女性

候補のサロンをいくつか見つけたら、そこが自分にあったサロンなのかをより詳しく分析していく必要があります。

ここでの分析ポイントは、大きくわけて6つ。

1)待遇《労働条件》
2)学習環境《社員教育》
3)サロン理念《経営方針》
4)サロンの分野《得意ジャンル》
5)立地《店舗展開》
6)スタッフの人間関係《雰囲気》

1)待遇《労働条件》

働くからには待遇は超重要!
特に給与システム、昇給の仕方は大切です。スタイリストになってから給与がどうやって上がっていくかは把握しておいたほうがいいですね。スキルアップで昇級するのか、歩合や手当はどんな制度なのか。
「頑張っているのにほとんど給料が変わらない・・・」ってなったら転職しちゃいますもんね。

あとは勤務時間や休日、有給や産休育休の有無(取得率)、福利厚生の内容などの確認。具体的にわかりやすく記載している美容室ほど、労働条件の見直しにしっかり力を入れている場合が多いです。

2)学習環境《社員教育》

美容師は技術職。どうやってスキルアップができるのかも意外と大事なポイントです。
しっかりした教育制度があるのか、先輩はきちんと指導してくれるのか。練習時間は営業時間、時間外にどれだけ取れるのか。同期と切磋琢磨して学習していくのか、自分のペースで進めていけるのか、など。
人間は「ここではもう成長できない」と思うと、だんだんとモチベーションが下がっていくもの。 モチベーションを維持して働ける場所を見つけるためにも、学習環境のチェックはおろそかにしないでくださいね!

3)サロンの理念《経営方針》

そのサロンはどんな美容室を目指しているのか。お客様やスタッフ、地域に対してどんな風に想っているのか。
どんなに労働条件が良かったとしても、「考え方の違い」って後々大きく影響します。バンドだったら方向性の違いは解散しちゃいますからね(笑)
自分がサロンの理念に共感できるのか、忘れずに確認しておいてください。

4)サロンの分野《得意ジャンル》

ブリーチカラーが得意、髪質改善を重視しているなど、そのサロンがどんな技術を売りにしているかで客層(年齢やジャンル)が大きく変わってきます。
自分が学びたい技術が重視されているのか、自分の技術はマッチしているのか。新しく技術を磨く時間は取れるのか。自分はそこの客層に適しているのか。
SNSやサロンの集客サイトで確認すればサロンの得意ジャンルはよくわかるでしょう。

5)立地《店舗展開》

勤務時間が長いとだんだんと日々のストレスになっていきます。
特に美容師さんは練習で遅くなったりすることも多いので、《程よい通勤時間》で済む立地だと通いやすく、通勤に対するストレスはかなり減ります。
あとは他店舗展開のサロンの場合、《異動》があるのかどうか。
多店舗経営でも同じサロンに勤務し続けられるのか、それとも異動をしなければいけないのか。異動がある場合は、せっかく馴染んだスタッフやお客様と別れ、またイチから人間関係を築く覚悟を決めておかねばなりません。

6)スタッフの人間関係《雰囲気》

就職の決め手になるのも、退職の決め手になるのも最終的にはやっぱり《人間関係》ですね。
スタッフ同士は「みんな仲良く」なのか、「程よくライバル関係」なのか。職場の人間関係は、毎日心地よく、長く安心して働くために重要なポイントです。見極めるには実際にサロン見学へ行きましょう!

 

4.サロン見学に行こう!

ガラスのドアを開ける手

いよいよエントリーしたいサロンが決まった!!

ちょっと待ってください。一旦落ち着きましょう。
エントリーする前に、まずはサロン見学に行くことをオススメします!

求人サイトだけではわからなかった、職場(店内)の雰囲気、勤務中のスタッフ間のやり取り、技術や接客スタイル、お客さまとのコミュニケーションの取り方は直接サロンに行くことで確認できます。
サロンを見に行ってみたら、「条件とか全部良かったのに、なんとなく肌感が合わない」という場合もあったりします。(私は美容師ではないですが、就活中に実際にこういうことありました)

実際に行くとなると行動するエネルギーが必要です。でも写真や動画だけではわからない雰囲気を確認できるので、理想のサロンに出会いたい方は必ずサロン見学をしましょうね!

もしアポを取ってサロン見学に行く勇気がなければ、お客さんとして行ってみても良いと思います。
で、様子を見つつ「実は私・・・」と美容師であることを切り出してみるのもアリ。とりあえず気になるサロンにはどんどん足を運んでみましょう!

サロン見学のポイントとしては《1社に絞らない》こと。
複数の店舗を見に行って比較検討をすることで、自分が気づかなかった職場の選択条件に気づき、より納得できる就職(転職)に繋げられます。

 

余談ですが、コロナ禍で《リモート面接のみ》で就職した新卒生の退職が増えているそうです。(美容師ではなく世間一般的に)

一度も職場を見に行くことができず、いざ入社後に実際に職場に行ってみたら「雰囲気が合わない」「思っていた感じと違った」とズレが生じてしまい、退職するというケースです。
就活生も企業側も試行錯誤だったのでしょうが、なんだかいろいろとやりきれない気がします・・・。

そんな新卒生たちがこれから先にもっと良い職場に出会ってほしいと思います。

 

そしてこれを読んでくださった皆さんが、理想の職場に出会ってくれたら幸いです!!


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