美容師のセールストーク《見極め方》と《断り方》①

こんにちは。髪job事務局です。

コロナ禍のせいなのか、会社や自宅に以前よりもセールスの電話が頻繁にかかってくるようになりました。「ネットが今より安くなります」「電気代がもっと安くなります」「中古品の訪問買い取りしています」とか。

基本的には説明も聞かずに全部お断りですが、ちょっと前に「山形の酒蔵なんですが、しぼりたての日本酒ができまして・・・」っていうセールスの電話はちょっと詳しく聞きたくなりました。美味しいお酒を楽しく飲みたいなあと思ってたところだったので。
会社にかかってきたのでやんわりと断りましたが、もし自宅にかかってきてたら具体的な話を聞いてたかもしれないな(笑)

セールスを断るのが得意じゃない方でも、大抵の人は電話の勧誘だったらあまり苦労なく断れると思います。
相手の顔が見えないし、最悪は話の途中でも電話切っちゃえる。

例え訪問セールスだったとしても、いきなり知らない人が来たら断りやすいです。

でも!

「逃げ場のない対面のセールス」って断りづらくないですか??

そうです、【美容室で受けるセールス】です。

 

施術中のセールスってめちゃくちゃ困りますよね。。
はっきり自分の意思を伝えられる(断れる)人は良いですが、みんながみんなそうじゃない。

で、結局あんまり必要ない商品を買っちゃったり、サービスを追加しちゃったり。。

心の底から納得して料金を支払うなら良いですが、「押され負け」は嫌ですよね。数千円だったとしてもモヤっとした気持ちになる。

「行く度にセールスされて、いつも断れない、、、」なんて状態だったら尚更つらい。

ということで、美容師さんのセールストークが苦手な方に《良いセールストークの見極め方》《セールストークの断り方》についてお伝えしていきます!

 

美容師がセールストークをする理由

男性美容師が女性の髪を切っている

そもそも美容師さんはなぜセールストークをするのか。
理由はほぼ2つ。

1)歩合給与制

お店の売上げを上げたいのはもちろんですが、最近の美容室は【歩合給与制】も多い。

つまり、『売上を上げた分だけ、自分の給料が上がる』んです。だから頑張っちゃう。

でも指名や技術料で十分に売上を上げている美容師さんは、セールス(=商品の勧め方)も上手。お客さんが「つい買いたくなる」勧め方をしているんですよねー。売れっ子美容師さんは話術スキルも高い。

「断りたいのに断れない」状態になっていないのなら、その話術を楽しんでみるのもアリですね♪

2)売上ノルマを達成したい

最近はノルマがない美容室も増えましたが、まだまだ根強く残る売上ノルマ制度。
セールスしないとノルマが達成できそうになかったら、美容師さんもセールストークせざるを得ないのです。。

施術中にセールスが始まってしまったら、残念ながらお客さんの逃げ場はありません。とりあえず話を聞くしかないのです。。

でもセールストークをよくよく良いてみると、その美容師さんが『自分のことを大切に思っているかどうか』がわかってきます。

とりあえず話を聞いてみて、その美容師さんを指名し続けるか考えてみても良いかもしれません。

 

では、『自分のことを大切に思っているか』を判断する、《良いセールストーク》とはどういったものでしょう?

《良いセールストーク①》話を聞いてから始まる

その商品説明やサービスの提案は、

あなたの話(悩みなど)を聞いてから始まりましたか?
それとも美容師さんが一方的に話し始めましたか?

本来、商品やサービスはお客さんのことを考えてオススメするもの。

「何に悩んでいるか」「何を求めているか」を伝える前からセールストークが始まった場合、「美容師さんがセールスしたいから話し始めた」場合が多いでしょう。

 

《良いセールストーク②》すぐに終わる

商品やサービスをオススメしても「お客さんがピンときていない」「困っている」「話を聞き流している」などの様子に気づいたら、そこですぐに話題を変える。

・しつこくしない。

・無理強いしない。

・深追いしない。

売れっ子美容師さんたちは、この見極めがしっかりできています。
何事も引き際が肝心。

お客さんのことを大切に思ったから話し始めた内容だったとしても、お客さんが求めていない、響いていないようだったらしつこくオススメしません。まだ売れっ子じゃなかったとしても、良い美容師はお客さんが嫌がるようなことはしないんです。

お客さんが話題に食いついて、「どういうことですか?」「どんな商品なんですか?」と具体的な興味を持ったら、そこできちんと説明を始めるのです。

逆にこちらがピンときていないにも関わらず、「今なら○%オフだよ!」とかさらに言い始めたら、きっとその商品をどうにかして売りたいのでしょうね。

 

《良いセールストーク③》髪を見てからオススメする

《良いセールストーク①》で「あなたの話を聞いてから始まる」と言いましたが、自分の悩みを伝えるのが苦手、うまく話ができないという人も多いです。
そしてそういうタイプの人は、自分でもそうだと自覚していると思います。

もし、あなたがそういうタイプなのに美容師さんから【ゴリゴリセールス】を受けた経験があったとしたら、

もうその美容室は変えましょう!
お客さん(あなた)のことをちゃんと見ていませんから!!

美容師さんは、お客さん(あなた)がどんなタイプかなんて、少し話せば(もしかしたら見るだけで)わかります。
それなのに話が苦手っぽい人にゴリゴリセールスしてくるとしたら、

「この人は断れない=買ってくれる」

と見込んでセールスしています。売上重視です。

本当にお客さんのことを考えた上で商品やサービスをオススメしたい場合、具体的にお客さんが悩みを言ってこなかったとしても、まずは髪や頭皮の状態をしっかり見てみる。

そして、

「頭皮が乾燥しているからかゆくなったりしない?」
「髪が少しパサついてるからまとまりにくくない?」

など、お客さんが相談しやすい状況を作る。

「そうなんです〜」

と話を進められそうで、「〇〇を試してみたらどう?」という流れにできそうだったらオススメを始めるのです。

そういう流れで進められた商品やサービスだったら、一度試してみるのも良いかもしれません。

 

まとめ

ここまでいろいろ言ってきましたが、そもそもセールスをしてきた美容師さんは何度も施術を受けた美容師さんなのでしょうか?今まで良い施術をしてくれているのでしょうか??

初めての美容師さんなのに、いきなりゴリゴリのセールスをされたら《良いセールストーク》を判断する以前の問題な気もします。

「これを売りたいんだな」と思ってしまうのは自然な流れ。
私だったら心のドアはもう開きません。鍵かけます(笑)

一期一会でさようならします。

 

そうです、セールストークは美容師さんとお客さんの間に信頼があってこそ!

「そこに愛はあるんかえ〜」です(某CM風に)

 

でも、お客さんの信頼に漬け込んだセールスをし始めたら、もうその美容師さんとは『お別れの時』です。さよならしましょ。

「常連だからこの人は断らない=買ってくれる」

というセールスもなかなかにタチが悪いですからね。

美容師さんの態度の変化でこうなってしまったかはわかると思うので、あとの見極めはお客さん次第。
新しい美容師さんを探しても良いと思います。

 

長くなったので《セールスの断り方》は次回にします!


髪jobは地方のための美容師求人サイト。

カミジョブは小規模サロンでも無理なく掲載できることがコンセプト。応募者は登録不要ですぐ応募でき、サロンと美容師を最短でつなぐ求人サイトです。 PR情報・写真が多数掲載できサロン情報を詳細に掲載可。各エリア毎に最適化する唯一の美容師求人サイトです

各エリア取り扱い代理店も募集中です

カミジョブを運営しているJAMROCKはマーケティングやプロモーション等、求人から集客・ブランド戦略まで、サロンの前後をすべてサポートするクリエイティブ会社です。サロンの悩みを解決したい想いから髪ジョブが生まれました。

そんな熱い想いの美容ディーラーさん、髪jobの代理店はいかがでしょうか?美容室求人をサポートして地域唯一のサロンサポートディーラーになりませんか?きっとチカラになれます^^

友だち追加

企画運営 株式会社JAMROCK

 

ABOUTこの記事をかいた人

美容師求人サイト髪job運営事務局 株式会社JAMROCKパシリ兼デザイナー兼Rocket Queen 好きな音楽は70~80年代HARD ROCK(GUN'N, AERO,etc) 居酒屋大好き。つまみは「厚揚げ」「煮込み」「いか一夜干し」飲むのは「ホッピー」