「自称美容師」はありえないから…

私は広告制作会社として美容室に関わっていますが、美容室とデザイン事務所ってすごく似ています。
いいところも悪いところも。
かつて、営業後サロンへ訪問したときに、若い美容師さんが練習していて先輩が教えている…そんな風景が大好きで、心の中からガンバレって言ってました。最近は現場で打合せするよりも、事務所(のあるサロンさん)ですることが多くなり若者と接するのが飲み会くらいになってしまったりで…ちょっとさみしい気はしますが

《共通点》
○先生とよばれるオーナーの元、若手は小間使い&パシリ&修行。
○一般的に低賃金(ちょっと良くなってきましたね)
○出来るようになると独立
○夜遅いところ(美容師は大分良くなりましたね)

ただ求人になると全然違います。

ご存知の通り、昨今美容は空前未曾有の人材不足。。求人就職広告の出稿、リクルート活動をしてもしても集まらない…ある会社さんなんか年間1,000万をリクルート活動費用にあて10数名の入社。一人入社させるのに60~90万近い費用が!!
で…夏には半分になり…を繰り返す。。。

一方、広告デザイナー・WEBデザイナーは…

超集まるんです。

ピンからキリまで…
ハローワークに求人を出すだけで、きっと2,3名は応募が来ます(経験者や年齢制限しなければね)
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グラフィック&WEBデザイナー、カメラマン、イラストレーター、コピーライター等広告系クリエイターは資格が要りません。最近はWEBマーケターとか、ライターも増えてきました。

スキルさえあれば誰でも、いやスキルなんて不十分だって今日から

「オレ、デザイナーっす」

って言えちゃいます。法的にはまったく問題ありません。
ま、なめられてって正直感じてますよ。

最近。みんな簡単に思われてますよね?クリエイティブに対して。デジタルが普及して、パソコン使えれば誰でも文章&資料が作ることができるようになりました。

でもいいんです。それで。

一般の人がちょっとした名刺やハガキを作ってしまう。ウチのような業種の仕事が減っていくのは仕方がありません。でもね…「ちゃちゃっとやっちゃって」とか言われると殺意を覚えますね。だったらむしろ、「そのくらいは自分たちでやってね」ってJAMROCKでは言っています(←心の中でね)。

プロというのは…一般素人が手に届かない高い位置で創意工夫を加え、創ること(作るではない)を心がけていくべきだと考えています。

美容師って国家資格ですよね?

一方美容師さんって国家資格です。2~3年学校に通い国家資格を取らないと美容師として働けない。超狭き門。
国で認められて、《美容師》なんですよね。だからグラフィックデザイナーと違って「自称」じゃない。ちゃんと認められている!《美容師》じゃないとできない仕事がある!

だから私は一年生といえ美容師さんには敬意を払います。

今働いている若い美容師さんはもっと自信と誇りを持って、自分を信じてがんばってほしいのです。
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美容師もグラフィックデザイナーも「デザイン」に関わる仕事として同じだと思います。デザインとは…パクリ問題で誤解をされがちだけど、《既存→もっと良くする行為》です。

ヘアデザイナーは「来たときの貴女」<「帰るときの貴女」にならないといけない。

人材不足の弊害として今よく見かけるのが
・営業時間短縮
・早期デビュー
なんだけど、目先の技術(仕上がり)だけを追っていて、その先にある大切な感動、シーン、喜びが見えなくなってないいるのが残念

練習量は嘘つかない

のはこれからも変わらないと思ってます。グラフィックも美容もね。

美容の人材確保のために偉い人たちにお願いしよう!

JAMROCKは広告制作会社としておかげさまで美容関係案件を多くやっておりますが、社員にも自分自身でも《美容業界》にも《広告業界》にも染まらないよーに心がけています。それは

どちらの業界もフツーじゃないから!

社保払わないのも、年金払わないもの、夜遅いのも常識だった業界がフツーか?
はっきり言って狂ってる、いや狂わなきゃやっていけない!でもそのくらいクリエイティブってのは中毒性の高い魅力的なものだと信じてます

でももうこの美容業界存続危機的重要案件を、狭い美容業界内だけで話してるのはもう限界だと思うんです。

一部で法改正的な動きが出ていますが一刻も早く、そして強烈にやってほしいなって思ってます。
・免許の有無とか
→看護師みたいに「正美容師」と「準美容師」みたいにして「準」はカットできないけど薬剤は使える、シャンプーは免許いらないとか。

・国籍とか

・理美容の区分とか

全部クリアになったらけっこう人材不足なんとかなるんじゃないのかなーなんて考えています。

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